タオルドライの正しいやり方

タオルドライ ヘアケア
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髪のダメージを抑えるためには、速やかにドライヤーで乾かす必要がありますが、ドライヤーの熱風によるダメージが気になる方も多いかと思います。

そこで身に着けたいのが正しいタオルドライのやり方。

ドライヤーを使う前にしっかりタオルドライで水分を取り除いておけば、髪の毛をドライヤーの熱風に晒す時間を大幅に短縮できます。今日は、タオルドライについてご紹介します。

そもそも「ドライヤーを使うよりも自然乾燥した方が髪へのダメージは少ないんじゃないの?」と思った方は、↓でまとめていますので、是非あわせてお読みください。

【自然乾燥VSドライヤー】髪のダメージ対策になるのはどっち?
自然乾燥とドライヤー乾燥のどちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらがより髪のダメージ対策として優れているかがよく論争の的になります。 結論から言うと、髪のダメージ対策になるかどうかは、適切な方法と条件に依存します。 正しく理想的な使...

濡れたままの髪は無防備な状態で、雑菌が異常繁殖しやすく、髪の発育の観点でもあまり良いことではありません。かえって自然乾燥の方が髪のパサつきを加速します。健やかな髪を守るためにも、洗髪後は速やかに乾かしましょう。

タオルドライとは

タオルドライとは、タオルで水滴を拭き取ることです。

どうしてタオルドライが必要なの?

濡れた髪はダメージを受けやすいため、タオルドライは洗髪後すぐに行うことが望ましいです。

髪の毛の表面は、ウロコ状のキューティクルに覆われているのですが、髪が水分を含んで内側から膨むと、キューティクルが開いた状態になります。

キューティクルが開いたままだと、ダメージに対する防御力が弱まったり、髪内部の水分や栄養が流出しやすくなってしまいます。

濡れた髪はとくに摩擦に弱いため、勢いに任せてゴシゴシこすらず、優しくタオルを当てて水分を拭き取りましょう。濡れた状態でのブラッシングも髪を傷めるのでやめましょう。

どれくらい水分を取り除けばいいの?

タオルドライの目安は、くしを通して水滴が落ちない程度です。

タオルドライのメリット

  • ドライヤーをかける時間を短縮できる
  • 洗い流さないタイプのトリートメントの効果がアップする

ドライヤーをかける時間を短縮できる

ドライヤーをかける前にタオルでよく水気を拭いておくと、ドライヤーをかける時間が短くなります。

ドライヤーの熱もキューティクルを傷める一因で、ドライヤーの熱に当たる時間が長ければ長いほど、髪への負担は大きくなっていくため、ドライヤーの時間短縮も美しい髪を守るための立派なケアです。

洗い流さないタイプのトリートメントの効果がアップする

洗い流さないトリートメントをお使いの方も多いかと思いますが、使う前にタオルドライで余分な水分を吸収しておくと、成分が薄まることなくムラになることもなく効果的に髪全体に行き渡らせやすくなります。

※このタイプのトリートメントは、浴室で使わないことから「アウトバストリートメント」と呼ばれることもあります。洗い流さないタイプのトリートメントには、オイル系、ミルク系、ミスト系など様々なタイプのものがあります。

タオルドライのデメリット

  • 正しい方法で行わないと、かえって髪へのダメージになる

正しい方法で行わないと、かえって髪へのダメージになる

間違った方法でタオルドライを続けていると、頭皮や髪にダメージを与えることになり、薄毛や抜け毛の進行に繋がってしまうため注意が必要です。濡れた髪は繊細なため、ゴシゴシ摩擦を加えるのは厳禁です。

事前準備:タオルドライ用のタオルの選び方

  • 髪専用のタオルを用意する
  • 吸水性に優れたタオルを選ぶ

髪専用のタオルを用意する

身体を拭いて水分を吸った後のバスタオルでは吸水性が落ちてしまうので、身体用とは別に髪用のタオルを準備すると良いです。

吸水性に優れたタオルを選ぶ

髪へのダメージを最小限にするには、いかに髪の毛が濡れた状態でいる時間を短くするかにかかっています。吸水性の良いタオルを選びましょう。

最近は、ヘアドライに特化した、髪専用のタオルが販売されています。

正しいタオルドライの手順

  • タオルドライは洗髪後すみやかにしっかりと行うことが大切です。
  • 頭皮から毛先に向かって順番にタオルで水分を吸い取っていきます。
  • しっかり乾かしたいからとゴシゴシ拭き取るのはNGです。
  1. (タオルドライ前に)手で水気を切る
  2. 頭皮や根元にタオルを当てて水分を吸収する
  3. 毛先に向かって順番にタオルを当てていき、水分を吸収する
  4. ドライヤーをかける

1.手で水気を切る

タオルを当てる前に、手のひらでやさしく拭うようにして水滴を落とします。

(このときも摩擦が加わらないように優しく、が基本です)

2.頭皮や根元にタオルを当てて水分を吸収する

頭全体をタオルで包み込みます。

頭皮や根元から順に、タオルで髪をはさみこみようにして、やさしくポンポンと押さえていきます。

(もちろん摩擦が加わらないように優しく、が基本です)

3.毛先に向かって順番にタオルを当てていき、水分を吸収する

頭皮・根元が終わったら、徐々に場所を移動させながら、タオルをあててやさしく吸水します。

優しく握るように圧をかけ、タオルに挟み込むようにして水気を取ります。

タオルをあてる⇒移動する⇒次の場所にタオルをあてる⇒移動する、の繰り返しです。タオルを場所をポンポンと変えてください。

(口うるさく何度でも言いますが、摩擦を加えないよう優しく、です。いくら「手早くタオルドライした方が髪に良い」と言っても、タオルを両手ではさんだ状態で毛先まで動かすのは厳禁です)

4.ドライヤーをかける

タオルドライが終わったら、速やかにドライヤーをかけます。

※洗い流さないタイプのトリートメントをお使いになる場合は、ドライヤーをかける前にトリートメントを使用します。

タオルドライNG集

  • 自然乾燥にまかせる
  • 使用済みタオルを巻いたままにする

【NG】自然乾燥にまかせる

タオルドライ後は、必ずドライヤーを使いましょう。

タオルドライだけで乾いたつもりになるのでは不十分です。

生乾きは、キューティクルが傷みや頭皮のかゆみ、ニオイの原因にもなります。

【NG】使用済みタオルを巻いたままにする

タオルドライ後、使用したタオルをそのまま巻いたままにするのも良くありません。

速やかに使用済みタオルを取り除いてドライヤーを使いましょう。

タオルドライに関連するよくあるご質問Q&A

タオルドライとは何ですか?

タオルドライとは、乾いたタオルで濡れた髪の水分をやさしく拭き取って半渇きの状態にすることです。 髪を軽く絞って水分を取り除いた後、乾いたタオルで優しくポンポンとはさみこむようにして水分を吸い取っていきます。タオルドライは頭皮・根元から始め、徐々に毛先に向かって行います。

タオルドライのメリットは?

タオルドライの最大のメリットは、ドライヤーをかける時間が短縮できるため、熱によるダメージを軽減できる点にあります。

タオルドライはどれくらいの時間をしたらいいですか?

3分程度で十分です。手早く(でも優しく丁寧に)タオルドライで髪の水分を吸い取ったら、速やかにドライヤーをかけましょう。

タオルドライをしないとどうなる?

濡れた髪のままドライヤーをかけると、ドライヤーを使う時間が必然的に長くなるため、熱風による髪へのダメージが加わります。

タオルドライは髪に良くない?

間違った方法でタオルドライを行うと、かえって髪にダメージを与えます。濡れた髪はとても繊細です。ゴシゴシ拭くのではなく、優しく丁寧にタオルを当てて髪についた水分を吸い取りましょう。

タオルドライの注意点は?

  • 濡れた髪はとくに繊細なため、優しくポンポンとタオルで叩くように水分を拭き取る
  • タオルドライは、頭皮から毛先の順で行う

髪をサラサラにするタオルドライのやり方は?

とにかく優しくタオルを当てて水分を拭き取ることです。濡れた髪はとくに摩擦に弱いため、勢いに任せてゴシゴシこすらず、「拭く」というよりも「吸い取る」イメージでタオルドライを行います。(ゴシゴシこすることは、キューティクルの破壊を招き、サラサラ髪からはどんどん遠ざかってしまいます)

タオルドライの後は何をしますか?

タオルドライの後は速やかにドライヤーを使用します。髪のダメージが気になる方は、ドライヤーをかけ始める前に洗い流さないタイプのトリートメントをお使いになると良いと思います。

まとめ

  • 濡れた髪はダメージを受けやすい
  • 洗髪後は速やかにタオルドライを行ってからドライヤーを使って髪を乾かす
  • 濡れた髪はとくに繊細なため、優しくポンポンとタオルで叩くように水分を拭き取る
  • タオルドライは、頭皮から毛先の順で行う
  • しっかりタオルドライすることにより、ドライヤーの時間を短縮でき、熱風によるダメージを軽減することができる
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