最近、友人がめでたく第一子を出産したのですが、「生まれたての赤ちゃんはワカメみたいな匂いがした」と報告を受けたのをきっかけに急に思い出したことがあります。
今日は、「シャンプーの経皮毒」について書いてみます。
(信じるか信じないかは「あなた次第」です!私自身は健康のために「疑わしきものは避ける」という姿勢があってもいいと思っています)
私が「経皮毒」という言葉を知ったきっかけ
私が初めて「経皮毒」という言葉と出会ったのは、大学生のころ通っていた、行きつけの美容院で担当スタイリストさんから教わったときでした。
たしか、こんな感じだったと思います。
馬鹿だったと思います。当時の私は「塗り薬や湿布を使ったらきちんと効果が出るでしょう?」と言われて簡単に納得してしまいました。特に「赤ちゃんはお母さんのお腹の中で羊水を飲んでいる(栄養補給をしたり呼吸の練習をしたりして腸や肺の機能を鍛えている)から、羊水が汚染されていると、赤ちゃんが苦しい思いをしたり、先天的な病気の原因になったりする。最悪の場合は、赤ちゃんが育たなくて、流産してしまう」「最近少子化が加速しているのも経皮毒のせい」と言われて恐怖を感じました。
この日は、「安全性が高い」と美容師さんが勧める通りに、天然志向の施術を受けた後シャンプー一式を買って帰りました。これまで使っていた市販のシャンプー類は全て処分した記憶があります。
この他にも、
- 入浴剤
- 生理用ナプキン
などで「経皮毒が危ない」と聞きました。
そして、たまたま、生理用品を布ナプキンに変えたところ生理痛が軽くなったため、心から経皮毒を信じ込んでいました。
(⇒このことを例の美容師さんに話したら「でしょでしょ?生理は、血と一緒に子宮内に溜まった毒を排出(デトックス)してくれる働きもあるんだけど、出すものが少なければそれだけ生理の痛みも軽くなるのよ」「妊娠中は生理が止まるじゃない?生理で毒素排出ができない分、どんどん羊水に溜まっていくから、経皮毒ってすごく危険なのよ」「そもそも経皮毒って不妊の一因でもあるから、生理痛が重いとか自覚あるなら、今から将来に備えて対策していかないと、妊娠しづらい身体になっちゃうよ」と言われました)
この件をきっかけに「これまでの悪習慣で既に吸収してしまったであろう経皮毒を体外に出すために」とデトックス(毒出し)に一生懸命取り組んでいました。
※生理用品を布ナプキンに変えたところ生理痛が軽くなった云々の話は、「シャンプーの経皮毒」とは分けて「経粘膜吸収」として理解する必要があると今は思っています。詳しくは【経粘膜吸収】粘膜からの吸収率は非常に高い!で書きますね。
今思えば、「生理がない人(男性や閉経済みの高齢女性など)の方が、生理で毒素排出できないからヤバイんじゃないの?」という視点でみたり、「シャンプーが頭皮を通じて体内に入るなら真っ先に脳がダメージを受けるんじゃないの?」などと、話のおかしさに気づけそうなものなのですが、当時は本当に信じ込んでいました。
「シャンプーの経皮毒」って何?
皆さんは「安物のシャンプーに含まれる有害物質が頭皮から浸透して血管に入り込み、子宮に流れ込んで蓄積することで羊水がシャンプーの匂いになる」という話を聞いたことはありませんか?
まずは、シャンプーの成分について着目してみましょう。
シャンプーの成分
一般的に、シャンプーには次のような成分が含まれています。
- 洗浄剤:
主に界面活性剤が使用され、頭皮と髪の汚れや油分を取り除きます。これらの成分は一部の人にとって刺激やアレルギーを引き起こす可能性があります。 - 保存料:
シャンプーが腐敗しないようにするために使用されます。一部の保存料は、一部の人にとって、皮膚への刺激を感じさせる場合があります。 - 香料:
シャンプーに香りを付けるための成分です。香り成分は、一部の人にとって、皮膚アレルギーの原因になることがあります。 - その他の成分:
ビタミン、保湿剤、抗酸化物質など。
一般的には、シャンプーの成分が健康に害を及ぼすことは稀です。ただし、特定の成分に対するアレルギー反応や過敏症を持つ人々にとっては、注意が必要です。また、過度に頻繁に使用することや、誤った方法で使用することも、皮膚や髪に影響を及ぼす可能性があります。
シャンプーを選ぶ際には、自分の肌質や髪のタイプに合ったものを選び、アレルギー反応が起きにくい成分を含むものを選ぶことが重要です。また、肌トラブルが生じた場合には、速やかに皮膚科医に相談することがおすすめです。
悪者にされがちな界面活性剤
シャンプーの洗浄剤として使われることが多い界面活性剤の正体について書いてみます。
界面活性剤に対して「体に悪い」というマイナスイメージを持つ人が多いのですが、決して悪いものではありません。自然界にもともと存在している物質です。なんなら、人間の体内にも存在しています。
そもそも、界面活性剤は、(そのままだと反発しあってしまって)混ざり合わない性質のもの同士をなじませる働きをする成分です。界面活性剤のおかげで、折角混ぜ合わせた成分が分離しないで安定します。
というのも、界面活性剤はひとつの分子の中に「水になじみやすい部分(親水基)」と「油になじみやすい部分(親油基)」を持っているからです。
たとえば、水と油はそのままでは混ざり合いませんが、界面活性剤を加えると、親水基の部分が水の分子と、親油基の部分が油の分子と結合することにより、きれいに混ざり合うことが出来ます。
界面活性剤は、食品にも使われています。(※表示上は「乳化剤」ですが同義です)
シャンプーには人工的に作られた合成界面活性剤が使われることがありますが、これらは自然界に存在するものに比べると、はるかに泡立ちがよく、洗浄力も強いです。
よくよく考えれば、「シャンプーが子宮に羊流れ込んで水がシャンプーの匂いになる」のなら「生理のときの経血もシャンプーの匂いになる」んじゃん?・・・と話の異常性に気が付きそうなものですが、大学生のときは美容師さんの話を真に受けていました。
シャンプーの「経皮毒」に関するSNS投稿
シャンプーは子宮に溜まらない
子宮に溜まらないシャンプーてなんだよ 普通のシャンプーも子宮に溜まらないだろ
— と₹Շʓ (@11kumakichi3) October 25, 2023
羊水はシャンプーの香りにはならない
「先生、子宮にはシャンプーの成分が蓄積するんですよね?子宮を切り開いたらシャンプーの匂いがするってネットに書いてました」って言う人に初めて遭遇した。もう20年以上産婦人科医をしているが子宮からシャンプーの匂いなんかしませんと伝えたら目を丸くして本気で驚いていた。こっちこそ驚いたよ。
— Snufkin335 (@Snufkin335) May 15, 2018
母親教室で主治医が「羊水や子宮にシャンプーが溜まって…等の話がありますが、全部嘘ですよ‼️羊水や子宮にシャンプー溜まるならその前にオシッコに出ますから‼️芳香剤入りませんから‼️笑」で爆笑した記憶がw
— ふじまんた22 (@fujimanta82) May 15, 2018
そんなに簡単に皮膚から成分が入るなら医薬品開発で苦労しない
うちの母親、多分一回「経皮毒」とやらを信じかけてた時があってなんかシャンプー自然派の買ってきたことがあるんよな
— うおのめ (@pikiofish) October 22, 2023
そん時に父親(薬品関係従事者)が「そんな簡単に成分が皮膚から入ったら医薬品開発に時間割いてない」みたいなこといってて、その時のファインプレーを一生覚えている
羊水は3時間ごとに入れ替わっている!?
すごいー、、体が勝手に羊水3時間おきに全替えしてるのすごすぎる🥲 pic.twitter.com/ZgCaOdFiFH
— まぁ 🐘 1y (@aka_channnnnn) November 7, 2021
「経皮毒は危険」とする情報には科学的根拠はない
平成20年(2008年)、「経皮毒」の危険性を主張して販売行為を行っていた業者に対して、経済産業省が3ヶ月間の業務停止命令を出しています。
この処分の対象となった違反行為の中には、科学的根拠がないにもかかわらず、化学物質の有害性と他社商品の危険性を過度に強調して不安を煽り、自社商品の購買へ誘導した行為が挙げられていました。
(2)同社の勧誘者は、他社の製品は有害で同社の製品のみが安全であるという事実がないにもかわらず「経皮毒という言葉を知っているか。皮膚を通じて体内にたまる毒のことで、市販の台所用洗剤に含まれている」「一般に市販されている洗剤メーカーなどの商品を使っていると将来私たちは癌になる」「同社の商品はすべてナチュラル成分でできていて、化学物質を使っていない」等と告げたり、経皮毒の健康被害について説明するビデオやDVDを見せて、あたかも同社の製品のみが安全であるかのように告げたり 「同社の商品でアトピーが治る 」等と告げたりするなど、商品の品質、効能について不実のことを告げて勧誘を行っていました。
引用元:経済産業省「特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する業務停止命令について」
この決定は「経皮毒には、市販商品の安全性を否定する科学的根拠はない」という国の立場を明確に示したものだと言えそうです。
そもそも「経皮毒」は学術用語ではないただの造語
体に有害な化学物質が皮膚から吸収されるという「経皮毒」の理論。
現時点では科学的根拠が不十分として否定されていますが、「経皮毒は危険」と根強く信じている人もいます。(未来では「やっぱり危険だった」と証明される日が来るのかもしれませんが、現時点では否定されています)
存在を否定されているのに何故世の中に浸透したかというと、3つの理由があります。
ちなみに「経皮毒」という言葉は造語です。学術用語ではありません。
「経皮毒」が広まった理由①ネーミングが巧妙だったから
「経皮毒」は学術用語ではありませんが、とてもよく似た言葉で「経皮毒性」という学術用語があります。経皮毒性は、皮膚に適用した試験という意味で用いられます。1
「経皮毒」と「経皮毒性」
すごく似ていますよね。おかげで「経皮毒」があたかも学術用語であるかのように認識されました。
そして、学術用語だと勘違いされたおかげで、権威を得ることができました。
「経皮毒」が広まった理由②誤認を誘うのに成功したから
「ほぼ安全である」という表現を「100%安全であるとは言い切れない」つまり「危険である」と巧妙にミスリードすることに成功したため、「経皮毒」という言葉が世の中に広まりました。
まず前提として、安全性を証明しようと思っても「100%安全」と言い切ることは出来ません。
なぜなら、この世の中に「絶対」は存在しないからです。
どんなものにも必ず例外があります。
たとえば、
- 体に良い食べ物でも、それだけを食べ続けていれば体調を崩します。
- 適量なら効果がある薬でも、量を間違えれば毒となります。
(オーバードーズ=過剰摂取での死亡例もあります) - ただの水ですら、大量に摂取しすぎれば中毒を起こします。
(水中毒での死亡例もあります)
つまり「100%安全」と断定できる物質は存在しないのです。
そのため、学術的な表現では「安全」ではなく「ほぼ安全」と表現します。
しかしながら、経皮毒は、この「ほぼ」を利用して間違った解釈を広めました。
事実上の安全を意味する「ほぼ安全である」という表現を「100%安全であるとは言い切れない」と強く主張し続けた結果、いつのまにか「危険だ」と逆の意味にすり替えることに成功してしまいました。
「経皮毒」が広まった理由③日本人が権威に弱い民族だから
日本人は権威に弱い民族です。
テレビに出ている有名人や本を出版している人、テレビ番組などを簡単に信じます。
カリスマ的存在のインフルエンサーが発言すれば、世の中に広まります。
私の場合も「髪や頭皮の専門知識に詳しい美容師さんが言ってるから」と簡単に信じましたしね。
経皮毒を否定できる根拠
経皮吸収は簡単には起こらない
皮膚を通して成分が体内に浸透することを「経皮吸収」といいますが、経皮吸収が起こるメカニズムは複雑です。
そもそも、人間の皮膚は、体内の水分を留めておくために(体外に出てしまわないように)、簡単には水分を通さない構造になっています。
「経皮吸収を利用した治療目的の医薬品が存在するということは、物質が皮膚を経由して体内に吸収されている証拠じゃないか!」という反論が聞こえてきそうですが、薬剤を経皮吸収で体内に入れることは実はハードルがとても高いのです。
その証拠に、経皮吸収を実現するために、製薬会社の研究者は血の滲むような努力で研究を続けています。
なお、粘膜には角質層がなくバリア機能がないため、皮膚とは分けて考える必要があるとは思っています。また、バリア機能が未完全の赤ちゃんの場合も。詳しくは↓で書いてます。
ヘアカラーやパーマの薬液で肌が荒れるのは別の理由
「ヘアカラーやパーマをした後に頭皮や美容師さんの手が肌荒れを起こすのは皮膚から体内に吸収されている証拠じゃないか!」という反論も聞こえてきそうですが、ヘアカラーやパーマの薬液での肌荒れは、経皮毒とはまた別の話です。
どちらかというと、アルコールアレルギーの人がアルコール消毒したときに手がかぶれるのと同じ理屈です。(コロナ禍では手荒れした人も続出しましたね)
刺激となる行為を止めれば症状は治まります。
もし、本当に毒だったとしたら、刺激となる行為をやめた後も症状が残り続けます。
安全でないものを売り続けることは出来ない
まず、法律上の定義ではシャンプーは「化粧品」に分類されます。
(※ただし、「薬用」が付いた製品は「医薬部外品」扱いです。医薬品に準じるものとされていて、法律上は化粧品には含みません。)
そして、そもそも化粧品は全成分表示を義務付けられています。
それ以前に、化粧品を製造販売するためには許可が必要です。(⇒許可は都道府県単位で行われます:東京都の場合、申請書の提出先は東京都健康安全研究センターになります。手作りコスメを販売するときも許可が必要になる場合があります!)
通常は、安全性について少しでも疑わしい点が見つかった場合、即座に審査実験が行われ、その安全性を再検討するシステムが整備されています。
もし、シャンプーの経皮毒被害が本当に深刻だったとしたら、厚生労働省(国)が放置し続けるでしょうか?(いや、放置し続けるわけがないと思います!)
今でも「経皮毒」で不安を煽って商売する業者がなくならないわけ
今でも「経皮毒」の情報を発信して商売をする業者は存在します。(※ただし、不安を煽る悪質な企業はほんの一部であり、多くの企業は真面目に商品開発・販売に取り組んでいます)
この人たちは目的があって「経皮毒」の危険性を説き続けています。
目的とはもちろん「利益を得るため」です。
「化学物質には毒性がある」と信じた人は、化学物質が使われている製品を避けます。
そして、代わりに「化学物質が使われていない製品」を購入することになります。
その結果、無添加商品・オーガニック商品・自然派商品を販売する業者が儲かるのです。
どうしても心配なら「毛髪ミネラル検査」がオススメ
ここまで読んできて「それでもやっぱり経皮毒で体内汚染されていないか心配」と不安がぬぐい切れない人には、毛髪ミネラル検査を受けてみてもよいかもしれません。
ミネラルバランスを測定するミネラル毛髪検査では、身体に必要なミネラルが足りているかを調べるとともに、有害物質が体内に蓄積していないかも調べることが出来ます。
シャンプーの経皮毒に関連するご質問Q&A
赤ちゃんの羊水のにおいは?
無臭だそうです。人によっては生臭く感じることもあります。
経皮毒性とは?
経皮毒性は、毒物劇物の判定のひとつです。一般毒性試験は、物質の人体に対する急性的あるいは慢性的な有害影響を明らかにするための試験で、試験方法には「経皮」の他に「経口」や「吸入」などがあります。
シャンプーで経皮毒になる成分は?
シャンプーの経皮毒の原因物質としてよく槍玉に挙げられるのは合成界面活性剤です。しかしながら、界面活性剤が人の皮膚のバリア機能を簡単に破って体内に入っていくことは容易ではありません。そもそも、シャンプーは、全成分表示記載を義務付けられていますし、通常は安全試験をパスしたもので作られているので、危険だとは言い難いです。
界面活性剤の例は?
界面活性剤がとくに良く使われているのは、洗浄系のアイテム(石けんや洗剤、クレンジングなど)です。水だけでは落ちない汚れを落とすためには、界面活性剤が力を大きく発揮します。
化粧品に界面活性剤が使われるのはなぜですか?
化粧品に界面活性剤が使われる主な理由は「安定性を保つため」と「美容成分の浸透を促すため」です。 水と油のように、本来混ざり合わない液体同士を混じり合った状態に変化することを乳化と言いますが、界面活性剤はその乳化状態を安定させる作用があります。また、界面活性剤には皮膚への浸透性を高める働きもありますので、化粧水に含まれる美容成分が皮脂膜や角質層に浸透しやすくなります。
界面活性剤は皮膚から浸透しますか?
界面活性剤は浸透性を高める働きもあります。 化粧水などに含まれる美容成分が皮脂膜、角質層に浸透しやすくなるようにしてくれます。
界面活性剤は必要ですか?
界面活性剤は、(そのままだと反発しあってしまって)混ざり合わない性質のもの同士をなじませる働きをする成分です。界面活性剤のおかげで、折角混ぜ合わせた成分が分離しないで安定します。チョコレートやアイスクリームなどの食品の品質を安定させる場面でも界面活性剤(※表示上は「乳化剤」)が活躍しています。
界面活性剤と乳化剤の違いは何ですか?
水と油の界面張力を下げる物質を界面活性剤といいます。一般的に洗剤や化粧品の場合は「界面活性剤」/食品の場合は「乳化剤」と表示されます。つまり、界面活性剤と乳化剤は同義語です。
界面活性剤は有害ですか?
界面活性剤に対して「体に悪い」というマイナスイメージを持つ人が多いのですが、決して悪いものではありません。自然界にもともと存在している物質です。なんなら、人間の体内にも存在しています。ただし、人工的につくられた合成活性剤の使い過ぎには注意が必要です。
まとめ
すっかり経皮毒を信じ込んで一時期はオーガニック商品ばかりを選んでいた私ですが、現在は「(無添加かどうかはあまり重視せず)気に入ったものを使う」というスタイルで落ち着いています。
「使い心地がいいからまた買おう」「自分の体質に合っているみたいだからリピート購入しよう」とか「悩みが解消できたから次も使おう」という具合に。
経皮毒については、「疑わしきものは避ける」という姿勢があってもいいと思います。
安全性を含めた注意喚起情報を発信することも大切です。
ただし、科学的に正しいことが明らかでない限り、他社商品の有害・危険性を過度に強調して不安を煽る方法で自社商品の購買へ誘導することはあってはならないことだと思います。
そして、「権威のある人が言っていることだから真実」と考えることはとても危険です。
天動説と地動説のように、常識が後世になって変わることもあります。中世ヨーロッパの貴婦人たちの間で流行ったベラドンナの目薬のように、「良い」と思われていたものが実は「猛毒」だったというケースもあります。
人任せにせず、情報を鵜吞みにせず、嘘(デマ)か真実かを自分で考えて行動することが大切だと思います。不安煽動型情報に惑わされるのは辞めましょう。