【ミネラル検査】栄養状態は髪の毛にも表れる

予防医学の観点から「ミネラル検査」が注目を集めています。

ミネラル検査をすると、体内のミネラルバランスが分かるので、食生活を改善して将来の病気を防ぐためにも適した検査といえます。

今日は、毛髪検査によるミネラル検査について書いてみたいと思います。

目次 (このページに書いた内容)

ミネラル検査とは

ミネラル検査は、体内のミネラルバランスを測定するための検査です。

ミネラルは栄養素のひとつです。無機質とも呼ばれます。

たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンと並んで重要な、五大栄養素のうちのひとつです。

わずかな量でも、心臓や筋肉など生体を維持・調整する上で重要な役割を果たします。

ミネラルは体の中で作り出すことが出来ないため、食事から摂取する必要があります。

ミネラルには、身体の中で重要な役割を果たす「必須ミネラル」と人体に害を及ぼす「有害ミネラル」があります。

食物連鎖の頂点に立つ人間にとっては有害ミネラルは避けられない問題であり、たとえば、マグロなどの寿命が長い大型回遊魚を好んで食べる習慣のある日本人の髪の毛を調べると、ほぼ100%の方に有機水銀の蓄積が認められるそうです。

有害ミネラルは、食べ物の中だけでなく空気中にも存在します。解毒出来ないほど大量の有害ミネラルを体内に取り込むと、細胞の働きを弱めたり、細胞の老化を招いたり、病気の原因となったりすると言われています。

有害ミネラルの被害として代表的なものには次のような公害があります。(一例)

「食事にはかなりこだわっていてオーガニックなものばかりを食べているから自信がある」という方も決して他人事ではありません。現代社会においては有害ミネラルから完全に身を守る術がないからです。酸性雨やPM2.5などの大気汚染も有害ミネラルの汚染源の一部です。

人間は、食事からミネラルを取り込んだり、体内に取り込んでしまった有害ミネラルを毛髪や爪、尿などから排出する仕組みを持っています。

しかしながら、(食事の栄養バランスが悪かったり量が少なかったりして)必須ミネラルが長期間欠乏したり、(処理できないほどの有害ミネラルを取り込んで)有害ミネラルの蓄積が深刻だったりすると、様々な健康被害をもたらすといわれています。

ミネラル検査は通常、髪の毛か爪を採取して行うことが多いです。血液検査ではミネラルの体内蓄積量を正確に測定することが出来ません。(※血液中のミネラルはホメオスタシスの働きでホルモンによってバランスを自動調整されているので、血液検査はミネラル測定には不向きです)

髪の毛を採取して行う検査です。

髪の毛は、日々の栄養状況に左右されながら伸びていくため、体内のミネラルバランスを反映しているといえ、過去の状況を正確に把握して将来の生活改善に繋げやすいです。また、髪の毛は、1ヶ月に約1センチと成長スピードが安定して変質も少ないことから、検体として優れています。

爪を採取して検査も行う検査です。

爪を伸ばして切ったものを検体として検査をします。

くこ

髪の毛や爪は、薬物事犯(麻薬や覚せい剤)や毒物被害などの捜査でも役立っていますので、ドラマなどで見たことがある人もいらっしゃるかもしれませんね。

髪の毛を採取して検査キットを郵送で送り返すだけなので、わざわざ病院に赴く必要もなく、簡単に検査を受けられます。

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ペットは言葉が話せないため、自覚症状があって苦しんでいても飼い主さんに言葉で意思表示することが出来ません。愛する家族の健康を維持するため、ペット向けのミネラル検査を受ける飼い主さんもペットオーナーさんも増えてきています。

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必須ミネラルが長期間欠乏したり、有害ミネラルの蓄積が深刻だったりすると、様々な健康被害をもたらすといわれていますので、健康に不安がある方や生活習慣を見直したい方にとってミネラル検査は現状を知って改善策を模索する第一歩として非常に有益です。

病院に行かずとも、手軽に検査キットで調べることが出来る時代ですから、あなたも一度調べてみてはいかがでしょうか？

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