自然乾燥とドライヤー乾燥のどちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらがより髪のダメージ対策として優れているかがよく論争の的になります。
結論から言うと、髪のダメージ対策になるかどうかは、適切な方法と条件に依存します。
- 正しく理想的な使用方法で使うならドライヤーが優勢
- 乾かしすぎで過度な熱のダメージを与えるくらいならドライヤーを使わないで自然乾燥させた方がマシ
こんな感じでしょうか。詳しく見ていきましょう!
自然乾燥の特徴
まずは、自然乾燥の利点と注意点についてご紹介します。
自然乾燥とは
自然乾燥とは、洗髪をした後、ドライヤーを使わずに乾かすことを指します。
念入りにタオルドライしたり、ドライタオルキャップを使って乾くのを待つ方法も含みます。
「ドライヤーの熱が髪に悪そう」と考える人たちから人気があります。
自然乾燥のメリット
手間が掛からない
自然乾燥なら、特別な道具を用意する必要もなく、乾くまでほぼ放置するだけなので、乾かす手間が省けます。
時間を拘束されない
自然乾燥なら、ドライヤーを掛ける間にふさがりがちな両手もフリーだし、場所移動も自由に出来るし、別のことに時間を割けます。
熱によるダメージの心配がない
自然乾燥は、ドライヤーを使わないため、熱や強力な風によるダメージの心配がありません。
電気代が掛からない
ドライヤーのために電気を使わずに済むので、エコ(環境に優しい)だし、電気代の節約になります。
電気代を計算するために以下の式を使用できます。
電気代(円) = ドライヤーの消費電力(kW) × 使用時間(時間) × 電気料金(円/kWh)
例えば、ヘアドライヤーが1,500ワット(1.5kW)の消費電力を持ち、10分間使用したとします。また、電気料金が1kWhあたり20円だと仮定しましょう。この場合、10分間のヘアドライヤーの使用にかかる電気代は約5円です。
電気代(円) = 1.5 kW × 0.1667時間 × 20円/kWh = 5円
1回5円だとしても、毎日使用したり同居人数が多い場合は、金額が大きくなりますね。
もちろん、電気代は使用時間や消費電力、電気料金によって変動しますので、自分の状況に合わせて計算してください。
自然乾燥のデメリット
乾くまでに時間がかかる
自然乾燥の場合、乾ききるまでに時間がかかるため、急いでいる場合や髪が非常に長い場合には不便です。
気象条件に左右される
自然乾燥の場合、湿度などの気象条件に左右されることがあります。
濡れたままの時間が長く続くと、雑菌が繁殖しやすい
髪の毛や頭皮が濡れた状態が長く続くと、雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が増えると、頭皮の炎症が起こったり、かゆみやニオイ、フケなどのトラブルつながったりする可能性があります。
濡れたままの時間が長く続くと、頭皮が冷えやすい
髪の毛や頭皮が濡れたままの状態で放置すると、時間の経過とともに頭皮の温度が下がりやすくなります。温度が下がることで血行が悪くなると、血液で運ばれるはずの栄養が届きにくくなり、薄毛や抜け毛、白髪の発生リスクに繋がります。風邪もひきます。
濡れたままの時間が長く続くと、髪内部の成分が失われることがある
髪はうろこ状のキューティクルに覆われて保護されていますが、濡れた髪というのはキューティクルが開いた状態のため、水分が抜け出しやすいです。開いたキューティクルからは、髪内部の水分だけでなく、栄養分やカラーリングの成分なども流出しやすいです。抜け毛や切れ毛も起こりやすい状態です。摩擦など外部からの刺激に対する防御力も下がります。
髪の水分量が減ると、パサつきやうねりが強くなりやすく、寝ぐせのせいで朝のスタイリングで苦戦する羽目にもつながります。
ドライヤー乾燥の特徴
ドライヤー乾燥の利点と注意点についてご紹介します。
ドライヤー乾燥とは
ドライヤー乾燥とは、文字通り、ドライヤーを使用して髪を乾かすことです。
ドライヤー乾燥のメリット
乾くまでが早い
ドライヤーを使用することで、髪を速く乾かすことができます。
開いたキューティクルを閉じた状態に戻しやすい
髪のキューティクルは、ある程度の熱を与えてから冷ますことでしっかり閉じる性質があります。キューティクルがしっかり閉じると、髪が外部からの刺激に強くなります。摩擦や静電気、紫外線などのダメージから髪を守ることに繋がります。
さらに、キューティクルが綺麗に閉じると、髪の表面が光を反射しやすくなり、髪のツヤに繋がります。
髪の発育環境を良好に保てる
自然乾燥のデメリットで「濡れたままの時間が長く続くと、雑菌が繁殖しやすい・頭皮が冷えやすい」ことをご紹介しましたが、ドライヤーを使って頭皮や毛髪を素早く乾かすことで、雑菌の繁殖を抑え、頭皮の冷えを防いで、髪の発育環境を良好に保つことができます。健やかな髪の成長に役立ちます。
スタイリングしやすい
髪は乾く瞬間に形が決まるといわれています。ドライヤーの風の向きを自在に変えることで、髪の形状をコントロールしやすく、望み通りのヘアスタイルにセットしやすいです。髪をスタイリングしやすくなるので、朝の支度時間も短縮できます。
ドライヤー乾燥のデメリット
高温や長時間の使用による髪への熱ダメージが大きい
ドライヤーの使い過ぎは、髪の水分を奪いすぎ、髪が乾燥しやすくなります。高温の設定や長時間の使用は、髪の熱ダメージを引き起こす可能性がありますので、適切な温度と風圧を選択し、過度な乾燥を避けることが大切です。
ドライヤーのために時間や行動が制約を受ける
ドライヤーをかけている間は行動が制限され、自由が奪われた状態になります。時間もかかります。
夏の暑い時期は大変
夏の暑い時期には、ドライヤーの熱風がつらいです。せっかく髪を洗ったのに、また汗をかいてしまって不快に感じることもあります。
自然乾燥VSドライヤー乾燥の勝敗のゆくえ
「ドライヤー使用」に軍配あり!
結論として、適切な条件でドライヤーを使用することがベストだと言えます。
ドライヤーを適切に使用することは、髪のダメージを最小限に抑えつつ、髪を速く乾かすのに役立ちます。適切に使用すれば、自然乾燥よりもかえって髪のパサつきを抑えられることが分かりました。
ドライヤーの熱風によるダメージを軽減するには、ドライヤーをかけるまえに適切な方法でタオルドライを行って余分な水分を吸い取っておくと良いです。(ドライヤーの時間を短縮出来ます)
わたしのオススメ
【2024年8月26日追記】現在の私は、夜に洗髪してタオルドライ⇒「アイマイナス」を吹きかけてドライヤーで乾かす。朝は寝ぐせ直し代わりにアイマイナスを吹きかけてブラッシングするというお手入れの仕方でヘアケアをしています。
「アイマイナス」は、ウォーターミストタイプの商品なのですが、実際に使ってみると、吹きかけただけで傷んだ髪が圧倒的に扱いやすくなる、まるで魔法のようなスプレーでした。
- 髪のパサつきが消えた!
- 会う人みんなに髪を褒められる!
私自身も、心から「良い商品」「使って良かった」と思います。「ドライヤーを使うと、髪の水分を奪いすぎて髪が乾燥するから嫌だ」という人にこそおすすめのヘアケアアイテムです。
なお、私の体験レビューは別記事「アイマイナスを使用してみて良かったこと悪かったこと」にてBefore/After写真つきでご紹介しています。よろしければ併せてお読みください。
自然乾燥VSドライヤーに関連するご質問Q&A
髪の毛を洗った後は何をしたらいいですか?
髪を洗った後は、まずしっかりとタオルドライをしましょう。 タオルを髪全体に覆うようかぶせてタオルドライします。頭皮の水分や髪の毛の水分をタオルへ吸わせます。
髪の毛はすぐに乾かした方がいいですか?
髪の毛はすぐに乾かした方が良いです。
濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いており、無防備な状態です。傷みやすいだけでなく、せっかくトリートメントなどで補った成分も流れてしまいやすいため、早めに乾かすのがおすすめです。手早く乾かすことでダメージを低減することが出来ます。
ドライヤーの欠点は何ですか?
ドライヤー乾燥の欠点は次の通りです。
- 高温や長時間の使用による髪への熱ダメージが大きい
- ドライヤーのために時間や行動が制約を受ける
- 夏の暑い時期は大変
ドライヤーを使わないメリットは?
ドライヤーを使わずに自然乾燥させる最大のメリットは、ドライヤーの熱風によるダメージを防げることです。他には、手間が掛からないや電気代の節約になることが挙げられます。
髪は自然乾燥の方がいいですか?
自然乾燥にはメリット・デメリットがあります。髪は、熱や摩擦に弱いという特徴がありますが、自然乾燥なら、ドライヤーによる熱や乾かす際の摩擦を受けずに済みます。ただし、長時間濡れた髪を放置すると、雑菌の繁殖や気化熱による冷えを招き、髪の発育環境を悪化させます。過度な使用さえさければ、ドライヤー乾燥の方が、かえって、髪のダメージの最小化を実現しやすいです。
髪 自然乾燥 なぜダメ?
自然乾燥の場合、髪が濡れた状態が長く続きやすいので、雑菌の異常繁殖や気化熱による冷えを招き、ニオイやかゆみ、フケ、薄毛などのトラブルにつながる恐れがあります。
髪乾かさない 傷む なぜ?
キューティクルが開いたままで無防備だからです。髪のキューティクルは、ある程度の熱を与えてから冷ますことでしっかり閉じる性質があります。
さらに、髪を乾かさず濡れたまま放置していると、頭皮の温度が下がりやすくなるため、血流やリンパの流れも悪くなります。 血流にのって運ばれるはずの栄養が髪に行きわたらなくなるだけでなく、免疫力が落ちたり、老廃物がたまったり、疲労感も残りやすくなるので、体調不良の原因にもなりえます。
髪の毛は自然乾燥とドライヤーどっちがいい?
ドライヤーです。ただし、適切に使用した場合に限ります。
確かに髪には熱に弱い側面がありますが、濡れてキューティクルが開いたままの状態で髪を放置するよりも、ドライヤーを正しく使って手早く乾かした方が、かえって髪の健康には良いです。
ドライヤーを使わないと薄毛になりますか?
長時間濡れたまま髪を放置することは、抜け毛や薄毛の原因になりえます。 濡れた状態の髪はキューティクルが開いていて外部刺激に弱いく傷みやすいですし、濡れたままにしておくと雑菌の異常繁殖や気化熱による頭皮の冷えを招くため、髪の発育環境が悪くなり、抜け毛や薄毛を引き起こします。
髪はちゃんと乾かさないとダメですか?
生乾きはダメですが、乾かしすぎも問題です。
洗髪後にドライヤーを使わず放置しておくと、雑菌が異常繁殖してしまうことがあります。雑菌の異常繁殖は、フケやニオイの原因になります。また、濡れたままだと頭皮の熱を奪って冷えを招くため、血流が悪くなり、髪の発育障害を招きやすくなります。
しかしながら、ドライヤーを高温や長時間使用することは、髪の熱ダメージを引き起こす可能性がありますので、適切な温度と風圧を選択し、過度な乾燥を避けることが大切です。
髪 どれくらいまで乾かす?
ドライヤーは、髪が7割から8割程度乾くまでかけます。残りは余熱で乾きます。最後まで乾かしきってしまうと、髪に熱がこもって乾燥しすぎてしまい、ダメージや頭皮トラブルが起こりやすくなります。
髪を乾かしすぎるとどうなる?
髪の乾かしすぎ(オーバードライ)は、パサパサした見た目になりやすいです。髪へのダメージも大きいです。
髪を乾かさないで寝たらどうなる?
乾かさない濡れたままの髪の毛は、キューティクルが開いた状態のため、無防備で傷みやすいです。そのまま寝ると、枕などとの間に摩擦が生じて、大きなダメージを負います。
髪を濡れたまま寝ているとニキビができますか?
洗髪後、髪が濡らしたまま放置していると、雑菌が異常繁殖しやすくなります。 髪をすぐ乾かさないで寝てしまうことも、ニキビの発症リスクにつながります。
寝るとき髪の毛はどうすればいい?
寝るときこそ、枕に直接触れるため、摩擦などによるダメージを受けやすいです。
就寝中のダメージを減らすためには、髪の毛を適切に乾かし、必要に応じてヘアケアアイテムを使いましょう。
髪を根元から乾かすとどうなる?
髪は、根元から乾かすのがベストです。髪を乾かす際は、キューティクルの流れに沿ってドライヤーを上からあてましょう。そもそも、髪の毛が集中している根元は、乾きにくいので根元から毛先の順番にドライヤーをあてると効率よく髪を乾かすことが出来ます。
ドライヤー 最後に冷風 なぜ?
ドライヤーをかける際は、最後に冷風で仕上げをします。 冷風を当てることにより、シャンプーとドライヤーの熱で開いたキューティクルを引き締め、ツヤのあるサラサラ髪に仕上げることができます。
髪のダメージを徹底的に抑えたい人向けのアイテム
濡れた状態の髪は特に傷つきやすいため速やかに乾かす必要がありますが、「ドライヤーの熱ダメージがどうしても気になる!」という人もいるかと思います。オススメのアイテムをご紹介します。
吸水性抜群のタオル「エアーかおる」
エアーかおるは、ボリュームがあるのに軽く、吸湿性は一般品の約2倍、しかも乾きやすく、洗濯を繰り返しても毛羽落ちが少なくて柔らかいタオルです。本当に軽く当てただけで濡れた部分の水分を吸収してくれるため、摩擦が生じません。ドライヤー前に吸水性抜群のエアーかおるを使えば、ドライヤーの使用時間を短縮出来ます。
まとめ
自然乾燥よりもドライヤーの方が優れていることがお分かりいただけたかと思います。
濡れたままの髪は無防備な状態で、雑菌が異常繁殖しやすく、髪の発育にとってもあまり良いことではありません。
ドライヤーを適切に使用することは、髪のダメージを最小限に抑えつつ、髪を速く乾かすのに役立ちます。適切に使用すれば、自然乾燥よりもかえって髪のパサつきを抑えられるます。
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